タイガーブレード

ティーラトン・シリパンワラポーン

ガンアクションはもちろん、伝説のブレード〈剣〉をもって悪と戦う剣戦をスタイリッシュに描くソードアクション作品。超人気作品『ブレイド』シリーズのアジア版と言える。またCGなしワイヤーなし早回しなしスタントなしの肉弾戦のど迫力で脚光を浴びたタイ発のムエタイアクション作『マッハ!!!!!!!!』に対し、本作はCGもワイヤーも早回しも・・・アクションのためならなんでもやってのけた作品である。ハイテク化した警察機構の内部で繰り広げられる犯人捜査に一見相反する神秘的な剣伝説を巧みに盛り込む。5分に一度は繰り広げられる息を呑むアクションシーン、知らず知らずに引き込まれていくストーリー展開は秀逸そのもの。タイ映画の新しい可能性にみなぎっている。 囚人の移送中何者かに襲われ、ウィエンタイ州独立運動のリーダーで服役中のガオヨート大佐と大強盗ハーナットが脱獄。血気盛んな若い刑事ヨッターナは魅力的な女捜査官ドゥアンダーオとチームを組み、残忍で執念深い逃亡者たちを捜査していた。しかし、彼らは妖術や魔術による呪文や護符で守られており、弾丸の発射を止める力を持ち、また銃に打たれても無傷の強敵ばかり。自然と道徳の力にあふれた伝説の剣「タイガーブレード」をもってしか倒すことができない!市民の安全を守るためヨッターナは「タイガーブレード」を探し出し、彼らを仕留めなければならなかった。 逃亡者たちの真の目的は何か?そして、警察組織内に手引きする者の影が・・・!?追う者と追われる者、裏切る者と裏切られる者、正義を信じて戦う者と正義のために罪を犯す者・・・それぞれの思惑が絡み合いながら壮絶な戦いはついに最終局面に突入していく・・・。

アクション